愛犬との生活を安心して楽しく暮らす
犬に関する病気は本当に数え切れないくらいたくさんの関連本や資料が出ています。症状を入力すればインターネットで情報を入手することも容易な時代になりました。
最終的には、行きつけの動物病院の先生に診察をしていただいて判断する事となりますが、毎日の愛犬の変化を見逃さないように、コミュニケーションをとる事が最大の病気の予防につながると思います。
今から子犬を迎えようとする方、ちょっと変な話ですが、長い愛犬との生活を安心して楽しく暮らすにはどんな病気があるのかを調べ、飼い方を勉強するよりも「買い方」を選んだ方がいいかもしれません。
網膜の病気
ダックスフンドに多い疾患にPRA(進行性網膜萎縮症)があります。
国内のDNA検査機関においても、この疾患の遺伝子を持った固体がかなりの数に上っているという報告や極めて明るい体色を含むグループに、この疾患のキャリア固体が多くみられたという話も聞きます。
これらの疾患はブリーダーのモラルによって防ぐことの出来る疾患と言えます。これから子犬を選ぶなら間違いなくこのDNA検査をしているところで子犬を選ぶことが必須となります。
通常のペットショップに並ぶ子犬ではおそらく、ほぼ不明な個体ばかりでしょう。信頼のおけるブリーダーより、子犬を求めることが長い目で見ると病気を防ぐ大きな一歩となります。
体型ゆえの病気、ヘルニア
また、大きな疾患のもう一つに椎間板ヘルニアがあります。胴が長く、極端に足の短いタイプのダックスフンドは他の犬種に比べて腰に負担がかかりやすいためです。
しかし、これも犬の骨格の構成が正しく正常に機能していれば多くは避けることのできる疾患ですし、この骨格構成は遺伝的なものの要素が極めて大きいので、しっかりとした犬を選べはこの問題も多くを回避できるものだと思います。
ただし、ヘルニアは生活環境により慢性的な負担を腰にかけたり急激に高いところから飛び降りたりすることも引き金になりますので、日頃から生活環境に注意することが必要です。
このように、飼ってしまってからでは治療することの出来ない遺伝性疾患に関するものを防ぐには、それらの知識をもって繁殖を行っている専門のブリーダーから子犬を求めることが必要となります。