愛される犬種代表のダックスフンドですが、もともとは狩猟犬として開発され、原産国であるドイツでは現代でもダックスフンドを狩猟犬として扱っているところもあります。ダックスフンドの誕生から現在に至るまで、ダックスフンドにはどのような歴史があったのでしょうか。

ダックスフンドの誕生

諸説ありますが、ダックスフンドの基となる犬が誕生したのは12世紀頃とされ、ブルーノ・ジュラ・ハウンドと中型のドーベルマン・ピンシェルとの派生によるものでした。当時のサイズは現在のスタンダードダックスフンドよりも大型で、狩猟の対象も小型の動物ではなく、アナグマなど10kg以上の動物が主な獲物でした。ちなみにダックスフンドは、ドイツ語でアナグマ(Dachs)と犬(Hund)を合わせた名前です。

ダックスフンドは「スムース」「ロング」「ワイヤー」と、3種類の毛質で分けることができますが、ダックスフンド誕生当初はスムースヘアーのみでした。

残りの毛質については、ロングヘアーが15世紀頃、ワイヤーヘアーが17世紀頃に、それぞれ別の犬種との交配により生まれました。

ミニチュアダックス・カニンヘンダックスの誕生

ミニチュアダックス・カニンヘンダックスの誕生は19世紀に入ってからであり、小型の動物であるウサギなどの狩猟目的で開発が行われました。ただし、当時の見た目は小型ではあるものの、現在のミニチュアダックスからかけ離れたもののあったそうです。

そこで、最古のクラブ「ドイツテッケルクラブ」が、ダックスフンドの品種改良を安定化するために、厳しい基準を1910年に設けました。そして、ミニチュアダックス・カニンヘンダックスの固定化が行われたのです。

ドイツからアメリカ、そして日本へ

19世紀後半にはダックスフンドがアメリカへ渡ります。アメリカでのダックスフンドは狩猟犬ではなく、当時から愛でるために飼われていました。実は、日本もほぼ同時期である明治時代に、ダックスフンドは渡ってきていました。しかし、世間に広まり現在の人気の地位を確立したのは1995年となり、日本でのダックスフンドの歴史はまだ始まったばかりなのです。

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